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今回創業時に銀行から融資を受ける時のことについて書いていきます

■信用保証協会とは

信用保証協会は全国47都道府県と4市（横浜市、川崎市、名古屋市、岐阜市）にあり、融資にあたり創業直後で資金力・信用に乏しいような場合に、起業家の信用を肩代わりしてくれる、いわば保証人になってくれる公的機関です

信用保証協会は、融資を実行する民間金融機関へ信用保証書を発行して借入金の返済を保証することで、信用の乏しい起業家でも民間金融機関からの借入しやすくなるように機能します

つまり万一何らかの事情で事業主が借入金の返済をすることができなくなった場合には、信用保証協会が民間金融機関へ弁済（代位弁済）をする※ことを保証することで、返済資金を回収できない貸し倒れリスクを減らすことで、実績のない起業家にも融資をしやすくするのです

なお信用保証協会による保証を利用する対価として、事業主は借入金の利息以外に所定の信用保証料を支払うことになります

※信用保証協会が事業主に代わって民間金融機関へ立替払い（代位弁済）した借入金は、実情に即して事業主から信用保証協会へ返済していくことになります

この信用保証協会の保証を利用している融資は「保証付き融資」と呼び、信用保証協会の保証を付けずに民間金融機関自身のリスク行う融資を「プロパー融資」と呼んでいます

保証付き融資を利用する中で金融機関との信用関係ができてくると、将来的に信用保証料がいらないプロパー融資をしてもらえる可能性がでてきます

■制度融資とは

起業したばかりで実績と信用が無い場合の資金調達方法としては日本政策金融公庫の創業融資が有名ですが、もう一つの利用できるのが各都道府県・市区町村が設けている信用保証協会の保証付き融資である「制度融資」です

この制度融資は各地方自治体、信用保証協会、民間金融機関が連携して融資を実行するため、日本政策金融公庫の創業融資に比べて多少審査時間が長くなることがあったり、信用保証料の負担があったりしますが、基本的に起業間もない事業者であっても比較的融資が通りやすく、また各地方自治体がその信用保証料の一部を負担してくれたり（保証料補助）、借入利息の一部を負担してくれたりする（利子補給）ことがあったりといろいろメリットが多く、さらに商品によっては元本の返済を据え置いて利息のみ支払う据え置き期間を設定している場合もあるなど、自分の地元の制度融資についても一度は検討してみるべきです

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